マエケン 石井に並んだドジャース1年目最多タイ14勝

[ 2016年9月7日 05:30 ]

14勝目を挙げたドジャースの前田(AP)

ナ・リーグ ドジャース10―2ダイヤモンドバックス

(9月5日 ロサンゼルス)
 ドジャースの前田健太投手(28)が5日(日本時間6日)、ダイヤモンドバックス戦に先発。6回1/3を3安打1失点で14勝目を挙げた。球団の1年目投手では02年の石井一久(スポニチ本紙評論家)らに並ぶ最多記録。昨年までド軍に在籍した球界最高年俸右腕、ザック・グリンキー投手(32)に投げ勝ち、自身の価値を証明した。地区優勝を争う2位ジャイアンツが敗れたため、地区4連覇に向け、その差を4ゲームに広げた。

 地元ファンの総立ちの拍手にも、前田は手を振って応えることなくベンチに戻った。8―0で迎えた7回に1点を失っての投手交代。「無失点だったり、もっと長い回を投げられれば別ですけど、1点取られて手を振っているようでは投手としてはダメだと思う」。自身に課すハードルはもっと高いところにある。

 それでも投球は安定感抜群だった。初回、先頭打者に安打を許したが、そこから6回まで18人連続凡退。チェンジアップが要所でさえた。4回2死では4番ゴールドシュミットを外角直球と内角ツーシームで追い込み、2ボール2ストライクから外角に落として空振り三振。「右打者はチェンジアップがほとんど頭にない。うまく使っていければ幅も広がる」。最も得意な球はスライダーだが、ここ数試合はチェンジアップの割合が増え、この日も10球を投じた。

 「開幕したころに比べると今はかなり感覚がいい」と手応えを口にする通り、チェンジアップの被打率・141はナ・リーグの先発投手で5番目の低さだ。この球を決め球とするダ軍先発グリンキーは昨オフ、史上最高となる年俸約3440万ドル(約35億4320万円)の6年契約でド軍から移籍。その代役候補として平均年俸300万ドル(約3億900万円)の8年契約でド軍に加入した前田が、初めての対決で投げ勝った。「いい投手と当たって、チームも大事な時期。そういう中で勝ってうれしいし、信頼も得られる」とうなずいた。

 14勝はド軍のメジャー1年目の投手としては最多タイ。「意識はしてないけど、それだけ勝てているのはうれしい。できれば、これより上に行ければ」。日本では古巣・広島の優勝が目前だが、前田も地区4連覇を狙うド軍の中心にいる。

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