東洋大・阿部健3打点 1部初アーチに「まぐれかな」

[ 2016年9月7日 05:30 ]

<中大・東洋大>3回、東洋大の先頭打者・阿部建(右)は右越え先制ソロを放ち次打者・安西とタッチ

東都大学野球第1週最終日 東洋大6―1中大

(9月6日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。11季ぶりの優勝を目指す東洋大は、6―1で中大に連勝し、勝ち点を挙げた。阿部健太郎内野手(4年)が先制ソロを含む3安打3打点の活躍を見せた。3季連続優勝を狙う亜大は11―3で専大に連勝し、勝ち点1とした。

 東洋大の1番・阿部健が2試合連続の3安打でリードオフマンの役割を果たした。3回、先頭で右翼ポール際へ1部初アーチとなる先制ソロ。「初めてで凄いうれしかった」。8回にも2点二塁打を放つなど3打点を挙げ「まぐれかな」と照れ笑いを浮かべた。

 7回には三盗を決め、50メートル5秒9の俊足でも魅せた。青木中3年時に陸上400メートルで全国3位。帝京では2年夏の甲子園で花巻東・大谷(現日本ハム)から2安打を放った。今秋ドラフト候補に挙がるも「人間としても野球人としても成長したい」と社会人へ進むことを決めた。

 4番・笹川も3回に2ランを放つなど、2試合連続2桁安打の10安打で6得点。高橋昭雄監督は「(阿部健と笹川)2人の大車輪で勝ち点が取れた」と称えた。

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2016年9月7日のニュース