エンゼルス右腕 168キロ打球が頭部直撃 頭蓋骨にひびと血腫

[ 2016年9月5日 13:32 ]

<マリナーズ・エンゼルス>打球を頭部に受けたエンゼルスのシューメーカー (AP)

ア・リーグ エンゼルス4―2マリナーズ

(9月4日 シアトル)
 エンゼルスのマット・シューメーカー投手(29)が4日のマリナーズ戦で打球を頭部に受けるアクシデントに見舞われた。その後の検査の結果、シューメーカーは頭蓋骨にひびが入り、さらに血腫ができていることが判明した。

 この試合に先発したシューメーカーは2回、1死走者なしの場面でシーガーと対戦。フルカウントから投じた151キロのツーシームをシーガーは強振すると、168キロのライナーがシューメーカーの頭部を直撃した。

 ボールは大きくは跳ね上がり、一塁ベンチ方向へ。シューメーカーは右側頭部を手で押さえながらその場に崩れ落ち、トレーナーが一目散に駆け寄った。血の気が引く光景にシーガーもショックのようで、心配そうにマウンドへと歩み寄る姿も見られた。

 シューメーカーは何とか立ち上がり、2番手・ゲラと交代。タオルで出血を押さえ、トレーナーに肩を抱えながら三塁ベンチへ歩き出すと、敵地セーフコ・フィールドのファンから大きな拍手が沸き起こった。

 先発右腕のシューメーカーはメジャー4年目の今季、27試合に登板して9勝13敗、防御率3・88。2014年には16勝をマークする活躍で、オフの日米野球で米国選抜として来日した。

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