福島で野球ソフト各1試合 日本戦、五輪組織委が調整

[ 2016年9月2日 22:37 ]

 2020年東京五輪の追加種目に決まった野球・ソフトボールの1次リーグを福島県で開催する案を巡り、大会組織委員会が野球とソフトボールの日本戦1試合ずつを同じ会場で実施する方向で調整していることが2日、関係者の話で分かった。今後、会場の選定を進め、12月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会での承認を目指す。

 会場候補には、いずれもプロ野球公式戦の開催実績がある福島市の県営あづま球場、郡山市の開成山球場、いわき市のいわきグリーンスタジアムが挙がっている。組織委は福島県や国内の野球関係団体と協議して選定を進める方針で、東京からのアクセスや、外野スタンドに固定席を整備できるかどうかなどが焦点となる見通し。主会場は横浜スタジアムで固まっている。

 組織委はIOCのバッハ会長が10月に国際会議出席のために来日する際に、実施計画案を提示することを念頭に作業を急いでいる。

 野球・ソフトボールの福島県開催は、遠藤利明前五輪相が「復興五輪」の象徴になるとして組織委の森喜朗会長に要望。組織委は8月のIOC総会で追加種目が正式決定したことを受け、本格的に検討を開始した。8月31日には同県の内堀雅雄知事が森会長と会談して1次リーグの県内開催を求めていた。

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2016年9月2日のニュース