県警桃太郎　初出場初勝利　発足６年目「１回戦負けは申し訳ないと…」

第４１回全日本クラブ野球選手権１回戦 県警桃太郎５―２ＴＨＩＮＫフィットネスＧＯＬＤ’ｓ　ＧＹＭベースボールクラブ

（9月2日 西武Ｄ）
　１１年４月に発足した県警桃太郎が初出場初勝利を挙げた。初回に２失点も５回２死満塁から主将の４番・福岡が走者一掃の左中間二塁打を放ち、逆転に成功。７回にも２点を挙げて突き放した。

　全国の警察で警視庁に続く２番目の硬式野球部。兵庫県警察官として採用された選手たちは、休日や勤務終了後に練習を行っている。兵庫県三田市のグラウンドは周りを木々に囲まれ、両翼は約６０メートルしかなく練習には制約があるが、発足６年目でようやく全国１勝を手にした。高司健司監督は「大きな大会のときには勤務を外してもらうなど融通は利いているが、（選手の）各所属に迷惑をかけているので１回戦負けは申し訳ないと思っていた。勝ててホッとした」と安どしていた。