金本監督 逆転CSへ甲子園で本塁打放り込め 今季20発も34被弾

[ 2016年9月2日 05:30 ]

金本監督はバットを手に練習を見つめる

 阪神は、2日から甲子園で3位・DeNAとの3連戦に臨む。8月31日にリーグ優勝の可能性が消滅し、最後の希望として残るクライマックス・シリーズ(CS)進出も、最短3日に自力進出の可能性が消滅する。そんな中、1日の甲子園球場での指名練習に参加した金本知憲監督(48)は、相手に関係なく改めて目の前の試合に集中する考えを示した。残り19試合、とにかく勝つしかない!

 逆転でのCS進出へ、勝負の9月に入った。2日からは3位DeNAとの直接対決3連戦を迎えるが、相手がどこであれ、やることは同じ。目の前の試合に勝つしかない。金本監督の言葉も、自然と熱を帯びた。

 「3位の球団が相手だから、アレかもしれないけど。相手がどことかじゃなしにね。ちゃんとした、勝てる野球をやるというか。選手が(各自の)持ち場でね。チャンスで打って、走塁と守りも。そして投手が目の前の打者を抑える。それしかない。それをやらないと勝てないんだから」

 11年連続V逸が決まり、DeNAに2連敗すれば自力CS進出の可能性も消滅する。それでも、姿勢がブレることはない。チーム改革を進めながら応援してくれるファンに1つでも多くの白星を届ける。それが開幕戦から続く金本阪神の使命だ。

 そのためにも地元ファンが集う甲子園で、これ以上は負けられない。今季は本拠地で20勝28敗1分けと分が悪いが、残り19試合中14試合が甲子園。日本一のファンである虎党の大声援を味方に付け、最後の逆襲をかけられるか―。指揮官がそのキーポイントに挙げたのは「本塁打」だった。

 「俺は、甲子園では本塁打で負けているイメージがある。広い球場で一発で負けている。(対して)ウチは(甲子園の)本塁打数が少ない。ビジターの狭い球場ではウチの選手も本塁打を打てるけど、ここではなかなか打てない。大体、序盤から中盤にカッパーンと行かれて、終わっているというイメージがすごいある。ウチが打てないということ。ここでね。長年の課題である長打力(不足)。チームとして一つの課題やからね」

 今季、阪神は甲子園で計20本塁打。対して他球団に計34本を被弾している。その差が勝敗に直結している。もちろん、本塁打は打とうと思っても簡単に打てるものではない。ただ甲子園で試合の流れを変える効果的な一発が出れば、勝利に大きく近づくことも確かだ。本拠地での課題を少しでも改善できれば「一発逆転」も十分に可能だ。
 (惟任 貴信)

 ▼阪神・片岡打撃コーチ 若い選手が多いので勢いというものには期待したい。各選手とも数字、内容的にも良くなってきている。残り試合も20を切ったし、全勝するつもりで。

 ≪甲子園では20本≫阪神の今季チーム本塁打74本のうち、甲子園では20本(49試合)。中でも左打者は右翼から左翼に向かって吹く浜風の影響からか、7月30日の福留が初めてだった。阪神打者の20本と、阪神投手が打たれた34本の打点別内訳を見ると(Vは決勝本塁打)
チーム(1)(2)(3)(4) 計 V
阪 神11  8  1  0 20 6
相 手13  9  9  3 34 9
阪神は走者ありの一発が半分以下の9本に対し、被弾は66%にあたる21本が走者のいる場面。特に、3ラン以上が12本と大量失点につながるケースが多い。

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