ダル、岩隈との日本人対決制す 7回途中3失点で今季5勝目

[ 2016年8月30日 12:28 ]

マリナーズ戦に先発したレンジャーズのダルビッシュ(AP)

ア・リーグ レンジャーズ6―3マリナーズ

(8月29日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が29日(日本時間30日)、本拠地でのマリナーズ戦に先発し、6回2/3を投げ、6安打3失点、9奪三振と好投。3回6安打5失点だった岩隈久志(36)との日本人対決を制し、今季5勝目(3敗)をマークした。

 「自分のできることに集中したい」と気合を込めて臨んだ、岩隈とのメジャー通算3度目の投げ合い。初回、2死からカノに右前打を許したが無失点で切り抜け、その裏にベルトランが右翼席に先制のソロ本塁打。援護弾を受けるとさらに乗った。

 2回を3者凡退に抑えると、3回は得点圏に走者を置きながらも無失点。4回に1点を失ったが、5回には3アウトをすべて三振で奪い、6回も無失点。7回に2死一塁から、マーティンに中前打を許して一、三塁としたところでマウンドを降りた。

 打線は3回に打者一巡の猛攻で岩隈をノックアウトすると、5回にも1点を追加してダルビッシュを援護。このリードを救援陣が守りきった。岩隈との対戦成績はこれで2勝1敗となった。

 岩隈は今季最短タイとなる3回5失点で降板で10敗目。自身3連敗となり、自己最多タイとなる15勝目はまたもお預けとなった。

 ▼ダルビッシュの話 直球の制球が不安定だったけど、何とか粘れて試合をつくれたと思う。最近、ずっとカーブの調子が良くなかったけど、今日は割と良かった。

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