中日・吉見 登板日が火→水曜日に 9月は3週連続巨人戦先発へ

[ 2016年8月30日 05:30 ]

キャッチボールで調整する吉見

 せめてもの意地として最下位脱出を狙う中日が「吉見必勝ローテ」を組む。最近3試合は中6日で火曜日に登板してきた吉見を中7日で31日水曜日の阪神戦に先発させ、「水曜日の男」として相性のいい巨人戦で勝利を積み重ねる算段だ。

 「自分だけのことを言えば(中7日は)プラス。一日でも長く(間隔は)空くほうがいい」。昨秋手術した右肘の負担軽減を考えれば、本人ももちろん歓迎。チームにとってもメリットがある。

 V逸が決まり3位・DeNAとは29日現在、8・5ゲーム差。残り21試合しかない状況からAクラス入りも厳しい。前カードの広島戦を視察した西山和夫球団代表も「最下位だけは(ダメ)」と至上命令を下している。それだけに、勝てる試合をいかに増やすかが重要になる。吉見は今季巨人戦で1勝1敗ながら防御率1・29。9月14日、21日、28日の各水曜日は全て巨人戦。同13日の火曜日は勝敗こそ付いていないが防御率3・60の広島戦になるだけに、1試合でも勝つ確率を上げようというわけだ。

 この日はナゴヤドームで調整し、残りの自身登板試合を「来季にしっかりつなげたい」と話した。 (水口 隆博)

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2016年8月30日のニュース