巨人　自滅で今季３度目５連敗…高橋監督「ミスした方が負ける」

＜Ｄ・巨＞３回無死、三振にバットをへし折るマイコラス。左は今永

セ・リーグ 巨人５―６ＤｅＮＡ

（8月28日 横浜）
　雨中の接戦をミスで落とした。同点の８回、３つの守りのミスで勝ち越しを許し、今季３度目の５連敗。巨人・高橋監督は「ミスした方が負けるという形になるということですね」と語った。

　８回は勝利の方程式の一角、マシソンを４番手でマウンドへ送った。しかし、先頭・宮崎のゴロを一塁手の阿部が逆シングルでつかめず無死一塁。四球と犠打で１死二、三塁からは、代打・下園の二ゴロをクルーズが握り損ねて、間に合わない本塁送球が一塁側にそれた。野選と悪送球というダブルミスで２者が生還。さらに３連打などで計４点を奪われ勝負が決まった。

　「あれが全て。申し訳ない」と阿部。クルーズは「右手で握り替えるところでうまく収まらなかった。慌てずに一塁でアウト１つ取ればよかった」とうなだれた
。

　同一カード３連敗は６月１０～１２日のソフトバンク戦（ヤフオクドーム）以来今季５度目。試合後に雨は上がったが、ナインの表情は晴れないままだった。（春川　英樹）

　▼巨人・マイコラス　（来日初の中４日での先発で６回２失点。勝敗は付かず、外国人投手新の１５連勝はお預け）チームに貢献したかったけどね。これまでで一番、悪い（グラウンド）コンディションだった。ケガ人が出なくてよかった。

　▼巨人・山口　（９年連続５０試合登板）こんな成績でも１軍で使ってもらって、投げさせてもらうことができている。少しでも貢献したい。