【張本勲の視点】脇谷は“大あっぱれ” 元気のない橋本到に喝!

[ 2016年8月24日 09:13 ]

巨人の橋本到

セ・リーグ 巨人1―0広島

(8月23日 東京D)
 脇谷は「大あっぱれ」だ。本人にとっては盆と正月が一緒にきたような一発。巨人ファンの期待をつないだという点で二重にも三重にもあっぱれだ。

 だが、巨人打線全体には「喝」だ。元気がない。なかでも2番が問題。橋本到は初回無死一塁でバントを2球ファウルしたあげく左邪飛に終わり、走者を進められなかった。9回には犠打を決めたが初回に形をつくれなかったのはいただけない。バントはできない、細工もできないじゃ2番は務まらない。菊池がいる広島と一番違うところだ。

 私ならラッキーボーイになった脇谷かルーキーの山本。中井もいい。二塁を守る選手を2番に入れる。この日はクルーズを7番・二塁で使ったが、あそこが痛いここが痛いという選手はもういいよ。7番・センターには守れて一発のある大田を入れればいい。それと早く点を取ってレフトのギャレットを早めに代えること。この3連戦3連勝が絶対条件だが、直接対決はさらに4試合ある。打線さえしっかりすれば、可能性はまだ残っている。

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