ロッテ平沢 初マルチ 5回7点猛攻けん引「自信になる」

[ 2016年8月22日 05:30 ]

<西・ロ>5回無死満塁、右前適時打を放つ平沢

パ・リーグ ロッテ8―7西武

(8月21日 西武プリンス)
 プロ球界の将来を担うであろう10代の2人。18歳のロッテ・平沢が、19歳の高橋光から快打を放った。4回1死一塁で直球を右前打。

 「前に1度対戦しているけど、真っすぐも速いし変化球もいい。打てたのは自信になる」。プロ初安打した17日楽天戦(コボスタ宮城)から5試合連続安打。5回無死満塁では、左腕・小石から2試合連続適時打となる右前打だ。「タイミングを早く取るよう意識している」と、打撃フォームの微調整が結果につながっている。

 高橋光が13年夏の優勝投手なら、自身は昨夏の甲子園で準V。東海大相模に敗れた8月20日の決勝では、小笠原(現中日)から意地の2安打を放った。あれから1年。プロ初のマルチ安打で成長ぶりを見せつけた。

 疲労のたまる夏場。平沢は通常より10グラムほど軽い、約890グラムの西武・森と同タイプのバットを練習で使う。「疲れも出てきて、振れなくなってきたので」。軽さを利用して、思い切り振る感覚を忘れないように。4、5打席目は連続三振。「まだ対応できていない部分もたくさんある」と、貪欲に上を目指す。5回に平沢も加わって7点奪取の猛攻。チームの連敗は4でストップした。 (鈴木 勝巳)

 ▼ロッテ・涌井(7回9安打4失点。2年連続7度目となる2桁10勝目)特にそこに思いはないけど、これから負けられない戦いが続くし、1つでも勝利を積み重ねられれば。

 ▼ロッテ・デスパイネ(5回の決勝20号2ランなど3打点。計83打点はリーグトップタイ)初の20本という数字はうれしい。(打点トップも)一番大事なのは勝利。勝利に貢献したい。

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