中日・大野 54日ぶり勝った チームは13カードぶり勝ち越し

[ 2016年8月22日 05:30 ]

<中・D>ヒーローインタビューで「竜魂燃勝」と叫ぶ平田(左)と大野

セ・リーグ 中日3―0DeNA

(8月21日 ナゴヤD)
 中日・大野が8回5安打無失点の好投で54日ぶりの6勝目を挙げ、チームに13カードぶりの勝ち越しをもたらした。

 「勝つのは本当に大変だなと思いましたね」

 筒香にやっとリベンジした。試合前まで今季7打数5安打の打率・714、プロ通算でも29打数18安打の・621と打ち込まれていた。「抑えるために全力は尽くしました。かっこよくないけど、それくらいやらないと」。足の上げ方を変え、さらにクイックを使ってタイミングをずらした。2回は外角直球で空振り三振を奪うなど、この日は2打数無安打1四球に封じた。

 長い2カ月だった。6月28日巨人戦(東京ドーム)で完封して以来、6戦勝ちなし。5連敗を喫したところで2軍落ちした。直球を磨くことをテーマに再調整し、17日ウエスタン・リーグのオリックス戦(北神戸)は先発して2イニング、打者6人を無安打。23球全て直球でねじ伏せた。そして19日の1軍合流後、首脳陣からこのカードと次の23日からのヤクルト戦の選択肢を与えられた大野は、中3日ながらこの一戦を選んだという。「リベンジしたい思いもあった」。最下位と苦しい状況は続くが、7月1日からの阪神3連戦以来となるカード勝ち越し。大黒柱が流れを変えた。 (細川 真里)

 ▼中日・平田(7月29日以来の13号ソロなどで全3打点。自己最多のシーズン67打点に)満足できる数字ではない。もっと伸ばしていきたい。

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2016年8月22日のニュース