巨人 貧打で“転倒” 岩貞攻略できず4連勝逃す

[ 2016年8月22日 05:30 ]

<巨・神>延長10回1死一塁、空振し倒れこむ巨人・阿部

セ・リーグ 巨人1―4阪神

(8月21日 東京D)
 巨人にとっては、痛恨の敗戦だった。高橋監督は延長10回に勝ち越しを許し、自己ワーストの6敗目を喫した山口の心中を思いやった。

 「(最近の山口は)良かったし、当然、打たれるときもある」。2死一、二塁から北條に右中間適時2点二塁打を浴び、さらに味方の失策なども加わり、重い3点を失った。

 むしろ、敗因は岩貞を打ちあぐねたことだ。5月27日の初対戦(東京ドーム)で初完封を食らった相手に、7回2死からの小林誠の3号ソロによる1点だけ。「7番・二塁」に右の中井を起用したが、チームとしては攻略できず。球威十分の直球に加え「前回と違って、スライダーがギュッと曲がっていた。いいところにいいボールを投げていた」と、4打数無安打2三振の村田も脱帽するしかなかった。

 連勝は3でストップし、ゲーム差は8に広がった。追う立場ながら、なかなか大型連勝を飾れずにいる。逆転Vを実現するためには、23日からの直接対決3連戦に3連勝して重圧をかけていくしかない。 (川手 達矢)

 ▼巨人・高木(約1カ月半ぶりの先発。8回2死から上本に同点弾許し)最後に詰めの甘さが出てしまった。

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2016年8月22日のニュース