作新学院・入江 大会新4戦連発「初回に打って流れを…」

[ 2016年8月20日 05:30 ]

準決勝に向け打撃練習する作新学院の入江

 第98回全国高校野球選手権大会は、20日に甲子園で準決勝2試合が行われる。19日は休養日で、4校が大阪市内などで調整。準々決勝で大会タイの3試合連続本塁打を記録した作新学院(栃木)の入江大生内野手(3年)は新記録達成へ、初回での一発必中を誓った。

 史上初の快挙を前にしても慢心はない。作新学院・入江はフリー打撃で20スイングして柵越えはなかったが、「昨日は大振りしたので、コンパクトに振った。良い感じです」と満足げだった。

 準々決勝の木更津総合(千葉)戦では、初回に3戦連発の左中間ソロ。清原(PL学園)らに並び、試合後には「(4戦連発を)狙う」と宣言した。一晩たって「我に返った」と苦笑い。それでも「昨日は初回に打てて、自信になった。明日も初回に打って流れを持ってこられたら。打席を楽しめば、おのずと結果はついてくる」と偉業達成をしっかり見据える。

 152キロ右腕の今井は球場には姿を見せず、体のケアに専念。入江は「今井を助けるためにも打ちたい」と言い、春夏連覇した62年夏以来の決勝進出へチームを導くつもりだ。(松井 いつき)

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2016年8月20日のニュース