鳴門・鎌田「この夏で一番うれしい」センバツ覇者撃破「下克上狙っていた」

[ 2016年8月13日 18:23 ]

<智弁学園・鳴門>9回表2死満塁、決勝の右前適時打を放った鳴門・鎌田は、敵失の間に三進して塁上でガッツポーズ

第98回全国高校野球選手権大会2回戦 鳴門5―2智弁学園

(8月13日 甲子園)
 5年連続11回目出場の鳴門(徳島)が、センバツ覇者・智弁学園(奈良)の史上8校目となる春夏連覇の夢を打ち砕いて3回戦進出を決めた。

 初回に2点を先制されたが、5回と6回に1点ずつを取って追いつき、2―2で迎えた9回、2死満塁から2番・鎌田が右前に2点適時打。敵失も絡んで満塁の走者が一気に生還し、試合をひっくり返した。

 森脇稔監督(55)は「正直びっくりしています。選手がよく頑張ってくれた」と笑顔を見せ、タイムリーとなった鎌田の打球が高々と上がった時には「落ちてくれと願ってみていた」と振り返った。

 値千金の一撃を放ち、9回裏の守りでは二塁手としてウイニングボールをつかんだ鎌田は「この夏で一番うれしい」と歓喜。「下克上を狙っていた」とセンバツ覇者撃破に胸を張った。

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2016年8月13日のニュース