木更津総合・早川 2安打完封もあくなき探究心「いい投手のいいところ盗む」

[ 2016年8月13日 10:41 ]

<木更津総合・唐津商>1回表無死、1つ目の三振を奪って笑顔で捕手の通山を指差す木更津総合・早川

第98回全国高校野球選手権大会第7日・2回戦 木更津総合2―0唐津商

(8月12日 甲子園)
 今春のセンバツで8強入りした木更津総合が完封勝利で初戦を飾った。

 先発の早川は初回から唐津商打線を3者連続三振に打ち取る完璧な立ち上がり。その後もテンポよく三振を積み上げ、試合を作った。打っては2回に無死二塁から細田が右前適時打を放ち先制すると、さらに1死一、二塁から早川の中前適時打で加点。失策もゼロで攻守が光る場面もあった。味方の援護も受け、早川は最後まで相手打線に隙を見せず、2安打完封12奪三振の快投でチームを3回戦へと導いた。

 試合を終え、早川は「きょうはコントロール重視でマウンドに上がった。変化球が冴え、うまく散らばってバッターが振ってくれたので抑えられた」と手ごたえを口にしながらも「真っ直ぐのコントロールが少し甘かったというところが反省点」と課題を挙げた。

 この日は115球を投げ「スタミナは地方大会を通して自信がついていて、まだまだ投げられるという感覚」と話し、無尽蔵のスタミナをのぞかせた。「今大会はいい投手が多いので良いところを盗んで、大会中も成長していきたい」とも述べ、さらなる飛躍を誓っていた。

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2016年8月13日のニュース