兵庫・小野東スポーツ少年団 逆転サヨナラで決勝進出

[ 2016年8月13日 05:30 ]

特別延長の8回、右中間に同点二塁打を放ち、サヨナラのホームを踏んだ小野東スポーツ少年団・常深

スポニチ主催高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球第5日・準決勝 小野東スポーツ少年団(兵庫)7―6富士見台ウルフ少年野球クラブ(神奈川)

(8月12日 大田スタジアム)
 大田スタジアムで準決勝2試合が行われた。初出場の小野東スポーツ少年団(兵庫)は、無死満塁からスタートする特別延長に入った8回に4点を奪って、富士見台ウルフ少年野球クラブ(神奈川)に逆転サヨナラ勝ち。長曽根ストロングス(大阪)は、エース・斉藤海聖投手(6年)が3戦連続完封勝利で2年連続6度目の優勝に王手をかけた。決勝は13日に行われる。

 夏空に、白球が高々と舞い上がった。3点を追う特別延長の8回。1点を返し、なお無死満塁で常深(つねみ)は「狙っていた」という初球を思い切り叩いた。右中間を破る同点二塁打。最後は1死一、三塁から市橋の三ゴロの間にサヨナラのホームを踏んで「メチャクチャうれしかった」と笑顔をはじけさせた。

 初回にも三塁打を放って先制のホームイン。好きな打者はソフトバンク・柳田で「最後は(柳田のような)フルスイングができた」と胸を張った。投手としては終盤に同点に追いつかれたものの、親指と小指を除く3本の指で抜いて投げるスローボールが効果的だった。決勝は、前年覇者の長曽根ストロングスとの近畿勢対決。初出場初優勝へ、園田達也監督は「相手は王者。こういう舞台で対戦できて幸せ」と無欲で頂点を狙う。 (鈴木 勝巳)

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2016年8月13日のニュース