岡島氏 万感 古巣ボストンでラス投 区切りの始球式

[ 2016年8月13日 05:30 ]

<レッドソックス・ヤンキース>始球式を行う岡島氏

ア・リーグ レッドソックス2―4ヤンキース

(8月11日 ボストン)
 巨人やレッドソックスなどで活躍し、7月に引退を表明していた岡島秀樹氏(40)が11日(日本時間12日)、レッドソックス―ヤンキース戦前に始球式を務め、現役生活に区切りを付けた。レ軍在籍時につけた背番号37のユニホーム姿で登場すると大声援に包まれ、慣れ親しんだフェンウェイ・パークのマウンドから、捕手役へ高めの力強い球を投げ込んだ。

 「最後にフェンウェイのマウンドから投げたかった。(ファンが)覚えてくれていて本当にうれしい」と感激に浸った。昨オフにDeNAから戦力外通告を受け、今春はオリオールズ傘下のマイナーキャンプに参加。3月下旬に自由契約となり「3度目の米国挑戦で、これで駄目なら引退と決めていた」という。

 岡島氏は京都・東山高から93年ドラフト3位で巨人に入団し、その後日本ハムへ移籍し、FA宣言して07年からレ軍へ。1年目からセットアッパーとしてオールスター戦に選出される活躍をみせ、松坂(現ソフトバンク)とともにその年のワールドシリーズ制覇に貢献した。今後は野球に携わる仕事を希望している。(ボストン・後藤 茂樹)

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