嘉手納 大倉監督、間一髪追加点防いだプレー称賛「あれがなかったら…」

[ 2016年8月11日 17:38 ]

<前橋育英・嘉手納>7回無死満塁、知花が逆転の左前2点適時打を放つ

第98回全国高校野球選手権大会第5日・2回戦 嘉手納10―3前橋育英

(8月11日 甲子園)
 嘉手納が7回一気の逆転で前橋育英を下し、春夏通じ甲子園初勝利を飾った。

 3回に先制したものの直後に逆転を許し、5回にも追加点を奪われた。大倉監督は「序盤は緊張気味だった」と振り返るように中盤に入るまでは落ち着きのない展開となった。

 大倉監督は、逆転の前に5回に前橋育英の4点目を防いだプレーをポイントに挙げた。1点を許し2死一塁から中越えの打球を、一走が生還する前に打者走者を三塁で刺して得点を間一髪で防いだ。「あれがなかったら流れが来なかった」と好守を称えた。

 7回の打者12人の猛攻については「コンパクトにセンター返し、しっかり実現してくれた。基本に立ち返って。短く持った食らいつく姿勢が表れた」と選手をほめた。逆転打の知花は「強く振ることだけを意識した。甘い球を狙っていった。打ててよかった」と胸を張った。

 3年前の優勝校相手の初戦突破に大倉監督は「乗っていきたい。次の試合、また整えて臨みたい」と3回戦を見据えていた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月11日のニュース