横浜・藤平 東邦・藤嶋と初対面「戦えたら抑えたい」

[ 2016年8月7日 05:30 ]

第98回全国高校野球選手権大会

 第98回全国高校野球選手権大会は7日に甲子園球場で開幕し、15日間(準々決勝翌日の休養日を含む)の熱戦がスタートする。開会式は午前9時に開始予定。6日は開会式リハーサルが行われた。

 全49代表の選手が一堂に会した開会式リハーサルの後、思い思いに他校の選手と交流する輪ができた。横浜(神奈川)の最速152キロ右腕・藤平は、東邦(愛知)のエース藤嶋と初対面し「向こうから“よろしくね!”と言ってくれて良い人だなと思った」と感激の面持ち。そこへ履正社(大阪)の寺島や創志学園(岡山)の高田、U15日本代表で同僚だった「京都のドカベン」こと京都翔英・石原も加わった。大会のスター候補たちの豪華競演となった。

 藤平は寺島、花咲徳栄(埼玉)の高橋昂とともに今秋ドラフト1位候補に挙がる「投手ビッグ3」として注目される。ただ、東邦・藤嶋は1年生から「バンビ2世」として甲子園を沸かせ知名度は抜群。エース兼4番として春に続いて大舞台に乗り込んできた。藤平も神奈川大会で2本塁打を放つなど投打に活躍。「打撃ではかなわないが甲子園の成績では勝ちたい。もし戦えたら抑えたい」と闘志を燃やした。

 大阪府内のグラウンドで行った練習ではロングティーで柵越えを3本披露。「しっかり逆方向を意識できた」と、9日に控える1回戦の東北(宮城)戦へ手応えを口にした。 (松井 いつき)

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2016年8月7日のニュース