35歳オリ糸井 自己最多34盗塁 盗塁王なら最年長タイ記録に

[ 2016年8月1日 08:00 ]

<オ・西>初回2死一塁、T―岡田の時に糸井は二塁盗塁を決める

パ・リーグ オリックス5―4西武

(7月31日 京セラD)
 9回1死満塁でオリックス・川端が増田の初球スライダーを中前に運び、今季4度目のサヨナラ勝ち。プロ初のサヨナラ打に「ストライクが来たら、初球から振ろうと思っていた」と、今季初となる月間勝ち越し(7月は12勝11敗)も決めて喜んだ。

 お膳立てしたのは糸井だ。9回無死一塁から右前打でつなぎ、川端の激打を呼び込んだ。さらに初回、左前打で出塁すると、すかさず二盗。92試合目で早くも自己最多となる34盗塁に到達し、試合後は「もっと行きます!」と宣言した。

 この日は35歳の誕生日。同じく34歳になった中島に「ハッピバースデー」と声を掛け、中島が「トゥーユー」と返す息ピッタリの掛け合いも披露した。盗塁数はリーグトップで、35歳シーズンでの盗塁王奪取は、過去に福本豊、大石大二郎の2人だけ。最年長記録も視界良好で、チーム同様、パ・リーグをかき回す存在になりそうだ。

 ≪盗塁王ならプロ野球最年長タイ記録≫初回に盗塁成功の糸井はシーズン34盗塁で、13年の33を上回る自己最多とした。リーグでも金子侑(西)の30盗塁に4個差のトップ。35歳シーズンで盗塁王なら82年福本豊(阪急)、92年大石大二郎(近鉄)に並ぶ、プロ野球最年長タイ記録となる。

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