【大阪】履正社・寺島 決勝でも圧巻!12K完封 甲子園V筆頭候補

[ 2016年8月1日 05:30 ]

<金光大阪・履正社>優勝の立役者となった履正社の二枚看板・寺島(中央)と山口(左)がガッツポーズ

第98回全国高校野球選手権大阪大会決勝 履正社12―0金光大阪

(7月31日 舞洲)
 履正社のエース左腕寺島は最後の打者を遊直に仕留めると、両腕を突き上げながら雄叫びを上げた。初の甲子園に「人生で一番うれしい瞬間です。絶対に甲子園へ行くという目標を達成することができた」。第一声はかすかに震えていた。

 被安打3で12奪三振の完封。6回には自己最速タイの149キロをマークした。オフは鉄亜鈴を親指、人さし指、中指でつかみ、指先を強化。捕手の井町は「回転数が増えて、手元で来る感じになった。手はパンパンに腫れます」と威力を実感する。指導歴30年目の岡田龍生監督は「打者なら、岡田(オリックス)や山田(ヤクルト)ですが、投手なら断然、寺島ですね」と断言した。

 大阪大会を圧倒的な強さで勝ち上がり、文句なしの優勝候補。寺島は「150キロを出したい。優勝を目指します」と宣言した。

 ▼オリックス・T―岡田(05年度卒)素直にうれしいです。自分も負けないように、良い成績を出していきたいです。

 ▼ヤクルト・山田(10年度卒)一戦一戦全力プレーで悔いのない戦いをしてほしい。僕は子供の頃からの夢がかなって、めっちゃ楽しかった思い出がある。感謝の気持ちを持ちながらプレーしてほしいと思います。

 ▽履正社(大阪)サッカー部も強豪。OBにヤクルトの山田ら。

 ▼金光大阪・末友(右脇腹痛に耐え、172球完投。全7試合61イニングを一人で投げ抜く)痛みは言い訳にならない。思い切り腕を振ったが自分の力不足です。

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2016年8月1日のニュース