あと単打でサイクルなのに…福留交代させた星野元監督の“先見の明”

[ 2016年7月31日 09:10 ]

<神・中>6回二死満塁、福留は左越えに二塁打を放ち、サイクル安打を達成。花束を手にスタンドのファンに応える

セ・リーグ 阪神8―2中日

(7月30日 甲子園)
 元中日担当で13年前のサイクル安打に続き2度とも取材する幸運に恵まれた。前回は満塁弾を含む5打数5安打4打点。最後に単打を残し狙い通りに中前にはじき返したのを覚えている。実は99年の新人時代にも「あと単打でサイクル」という試合があった。

 当時は遊撃手。失策もしていたため、星野仙一監督(現楽天副会長)が久慈を守備固めに送り、交代させた。非情にも見えた采配だったが「あいつはこれからいくらでもチャンスはある」という言葉は、さすがの先見の明か。当の本人は「そんなこともあったね」と涼しい顔だった。(阪神担当・山添 晴治)

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2016年7月31日のニュース