【石川】“因縁のカード”は星稜が逃げ切る 小松大谷、劇的ドラマならず

[ 2016年7月25日 12:29 ]

第98回全国高校野球選手権石川大会準決勝 星稜8―4小松大谷

(7月25日 石川県立)
 第98回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の石川大会準決勝が25日に行われ、星稜が昨夏の準々決勝で逆転サヨナラ負けを喫した因縁の相手、小松大谷を8―4で下し、2年ぶりの甲子園出場に王手をかけた。

 両校は14年夏の決勝では星稜が9回に8点差を逆転し、昨夏の準々決勝では小松大谷が9回に4点を挙げて逆転サヨナラ勝ちと、最終回に劇的ドラマが待ち受けていた。今年は準決勝で“因縁のカード”が実現し、注目が集まった。

 星稜は4回に9番・川岸の2ランで先制。直後の5回に同点に追いつかれたが、裏の攻撃で4番・寺西が左越え適時二塁打を放って2点を勝ち越した。

 6回に3点、8回も手堅く1点を奪い、リードを6点に広げて試合は9回へ。過去2年連続で逆転劇が起こった最終回も小松大谷の攻撃を0点に抑え、星稜が逃げ切った。

 小松大谷は先制された直後に同点に追いついたが、その後はなかなか好機を作れず。9回の反撃は2点にとどまり、昨年の再現とはならなかった。

続きを表示

2016年7月25日のニュース