【島根】出雲 県12年ぶり公立切符 創部68年目で春夏通じ初

[ 2016年7月25日 05:30 ]

第98回全国高校野球選手権島根大会決勝 出雲6―1立正大淞南

(7月24日 松江市営)
 出雲が創部68年目にして春夏通じて初の甲子園出場を手にした。1失点完投の原は「自分ができることをやった結果です。焦りはありませんでした」と振り返った。

 打線は初回にスクイズで先制すると、その後も機動力を絡めて加点。8犠打に1犠飛と、練習試合では負け越していた難敵を手堅い攻撃で下した。

 縁結びの神様として知られる出雲大社から約10キロの距離にある県内トップクラスの進学校。島根で公立校の出場は04年浜田以来12年ぶりだ。今センバツで21世紀枠の地区推薦校に選ばれたが出場はかなわなかった。21世紀枠で出場を逃した学校が、その年の夏に自力で出場権をつかむのは初。吾郷主将は「まずは1勝が目標。野球を素直に楽しむという思いを甲子園のグラウンドでも表現したい」と笑顔で話していた。

 ▽出雲(島根)1920年に創立。県内屈指の公立進学校。

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2016年7月25日のニュース