【新潟】中越　７回一気７点逆転切符　成長曲線は雪だるま

２年連続の夏の甲子園出場を決め、歓喜に沸く中越ナイン

第９８回全国高校野球選手権新潟大会決勝 中越１０―２新潟明訓

（7月24日 ハードオフ新潟）
　中越が連覇で通算１０度目の甲子園出場を決めた。１点を追う７回に、５長短打を絡めて７得点と一気に突き放した。

　昨夏は波方凌（現トヨタ自動車）らのタレントを擁したが、現チームでは昨秋、今春ともに１６強止まり。広川主将は「悔しさを原動力にやってきた。苦しい戦いが多かったが最後に勝ててうれしい」。７回に同点打を放った４番・西山も「あまり期待されていなかった。夏は絶対に勝ちたいと思っていた」と喜んだ。本田仁哉監督は「目の前のできることを全力で、と積み重ねてきた。一つ一つ雪だるまのように、大きくなり頼もしく思った」とナインの成長を称えた。

　▽中越（新潟）１９０５年創立。スポーツが盛んで陸上や水泳も強い。