【福島】聖光学院 10年連続夏切符 8回2点差逆転

[ 2016年7月25日 05:30 ]

<聖光学院・光南>試合後、喜びを爆発させる磯辺(左から4人目)ら聖光学院ナイン

第98回全国高校野球選手権福島大会決勝 聖光学院6―5光南

(7月24日 郡山市開成山)
 聖光学院が今大会3度目の逆転勝ちを収め、戦後の全国最長記録を更新する10年連続の甲子園出場を決めた。2点を追う8回。3連打と犠飛で追いつき、なお2死一、二塁。2番・磯辺が「自分を信じて初球を思い切り振ろう」と積極的にスイングし、右越え2点二塁打で試合を決めた。

 「聖光学院を取り戻そう」が今年のテーマだった。1メートル80台の大型選手をそろえた昨年とは一変し、非力で絶対的存在もいない。それでも聖光野球の原点でもある「人間力」を高め、チーム内で激しい競争を続けてきた。殊勲の磯辺も昨秋はベンチ外。冬場に朝から晩までバットを振り続けた成果で春にベンチ入り、夏は背番号15ながらレギュラーに座った。斎藤智也監督は「取り組み、姿勢は近年で一番」と称える。甲子園ではベスト8が最高。磯辺は「目標は日本一」と言い切った。 (池田 翔太郎)

 ▽聖光学院(福島)キリスト教の教育に注力。OBに阪神の歳内。

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2016年7月25日のニュース