【長野】佐久長聖　元ＰＬ指揮官の塩沢起用が的中　２年ぶり切符

＜佐久長聖・松商学園＞優勝を決め、マウンド付近で歓喜の輪をつくる佐久長聖ナイン

第９８回全国高校野球選手権長野大会決勝 佐久長聖６―２松商学園

（7月24日 松本）
　佐久長聖が松商学園を６―２で退け、２年ぶり７度目の出場。ＰＬ学園で前田（ドジャース）らを育てた藤原弘介監督の采配が当たった。

　過去４年の決勝戦先発は全て背番１を起用したが、背番１１の２年生・塩沢を今夏初先発させた。ここまで救援で好投してきた右腕は、１３０キロ台中盤の直球にチェンジアップを織り交ぜ、夏の全国出場３５度の古豪を相手に堂々の公式戦初完投。打線もＰＬ学園の応援マーチをバックにそつなく加点した。

　母校は今夏で終幕となったが新天地で３度目の甲子園に挑む指揮官は「ＰＬでやってきたことは事実。子供たちに自分で良かったと思うことを伝えていきたい」と前回出場の１勝以上を誓った。

　▽佐久長聖（長野）リオデジャネイロ五輪陸上代表の大迫らを輩出。