【それぞれの夏】城山 ベトナム生まれフィン2安打、黒星も充実

[ 2016年7月14日 10:02 ]

<百合丘・城山>城山のフィン

第98回全国高校野球選手権神奈川大会1回戦 城山5―8百合丘

(7月13日)
 無念の初戦敗退にも、城山のフィン・チ・カオ三塁手(3年)は「負けてしまったけど、みんなで苦労を乗り越えて勝てたときが本当に楽しかった」とすがすがしく高校野球生活を振り返った。

 1メートル67、67キロと決して大きな体ではないが、遠投は85メートル。50メートル6・2秒の俊足を生かして1番・三塁に座って3回は左中間へ三塁打。7回は右翼線へ二塁打と長打力も見せつけて、いずれもホームに還ってきて2得点と存在感を示した。

 ベトナム人の父とカンボジア人の母、妹の4人家族。ベトナム・サイゴンで暮らしていたが、両親の仕事の関係で小2で来日した。当初は日本語が理解できず、周囲との意思疎通もうまくできなかった。だが、1年で日本語をマスター。その後、小4で友達に誘われて野球を始めてから「野球の楽しさは皆で力を合わせて戦うこと」とのめり込んだ。

 大学進学を希望しているフィン。「3年だから引退だけど、大学で機会があれば続けていけたらいい」と野球からは離れるつもりはない。(藤原 諄也)

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