大学院生側が元選手勧誘か 賭け事重ね、野球賭博に引き込む

[ 2016年7月13日 18:17 ]

 プロ野球巨人の野球賭博事件で、賭博開帳図利容疑で逮捕された、いずれも胴元役で大学院生の松永成夫(40)と大石健太郎(26)の両容疑者が、笠原将生被告(25)=公判中=ら元選手2人を賭博に引き込んでいたとみられることが13日、捜査関係者への取材で分かった。

 両容疑者はもともと、笠原被告らと違法カジノで遊ぶなど親交があり、警視庁組織犯罪対策4課は、さまざまな賭け事を重ねる中で野球賭博に勧誘したとみて、経緯を調べている。

 松永容疑者らは、笠原被告と福田聡志元選手(32)を含む計8人を客として賭博を開き、利益を得た疑いで逮捕された。

 捜査関係者らによると、笠原被告は2014年4月、中学と高校の野球部の先輩だった大石容疑者の紹介で松永容疑者と知り合い、違法カジノ店などで遊ぶようになった。15年5月ごろには、両容疑者に賭けマージャンの相手として福田元選手を紹介したという。

 福田元選手は今年5月、共同通信の取材に「松永さんとは(違法カジノ店のある)横浜の福富町で遊んでいた」と話していた。

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2016年7月13日のニュース