日本ハム 増井を先発に配置転換 栗山監督「優勝するために」

[ 2016年7月9日 14:14 ]

<日・ロ13>先発に配置転換されることになった増井

 不振で2軍調整中の日本ハム・増井が後半戦から先発に配置転換されることが決まった。経過報告のため1軍に合流している右腕と8日に話し合いをもった栗山監督が、「優勝するために先発投手をそろえることが重要な要素。(増井に)“優勝するためにしばらく力を貸してくれ”とお願いした」と明かした。

 増井は昨季、球団タイ記録の39セーブをマークし、侍ジャパンにも選出。今季も不動の守護神として期待されたが21試合に登板し、3勝2敗10セーブ、防御率6・30。開幕後、2軍降格は今回で2度目だった。11日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)で先発し、1軍復帰を目指す。

 指揮官は「抑えを辞めるわけではないけど、8月の連戦の中で(先発が)どうしても必要になる」と説明。新人時代の10年以来の先発となる増井は「不安しかないけど、やるしかない。今後の野球人生を考えて自分の可能性を広げる。先発をやることによって違うものが見えるかもしれない」と悲壮な決意を示した。

続きを表示

2016年7月9日のニュース