投手コーチが反論 マー君“中4日不安説”は「大きなサンプルではない」

[ 2016年7月8日 05:30 ]

ヤンキースの田中(AP)

 ヤンキース・田中への「中4日不安説」に6日(日本時間7日)、ラリー・ロスチャイルド投手コーチが反論した。

 田中は前日のホワイトソックス戦に中5日で臨み、7回2/3を6安打無失点で6勝目。今季は中5日で4勝0敗、防御率1・05の一方、中4日は1勝2敗で防御率5・28と苦戦している。だが、同コーチは「(統計的に)大きなサンプルではないし、球自体はそこまで違うわけではない」と主張した。

 米メディアは中4日に関する不安を繰り返し指摘。前日の試合後には、ジョー・ジラルディ監督が「毎日答えている。常に中5日で投げさせるのは日程上、無理だ。適応しないといけない」と激高する場面もあった。

 ただ、ロスチャイルド投手コーチが擁護する通り「サンプル」を広げると、昨季の中4日での防御率2・56は中5日での3・51より良い。同コーチは今季これまでの投球についても「よく投げている。健康な状態を保って、後半戦も継続してほしい」と評価した。

 前半戦最終戦となる10日(日本時間11日)に先発予定の田中は、軽めのキャッチボールなどで調整した。相手はア・リーグ中地区首位を独走中のインディアンスで、中4日での登板。快投で雑音を封じる。 (シカゴ・大林 幹雄)

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