黒田 日米通算200勝はお預け…6回3失点で降板

[ 2016年7月6日 20:03 ]

<中・広>6回、勝ち越しを許した黒田
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セ・リーグ 広島1―4中日

(7月6日 金沢)
 広島の黒田博樹投手(41)が6日、金沢で行われた中日戦に先発し、6回、91球を投げ7安打3失点(自責2)で降板、日米通算200勝はお預けとなった。

 黒田が同球場で登板するのは、1997年の阪神戦以来19年ぶり。試合前に名前がアナウンスされると、広島ファンだけでなく、中日ファンからも歓声が沸き起こったスタジアム。前日には「(200勝は)そこまで自分は現時点で意識してない。普通の登板に向けて調整するのとほぼ変わらなく調整できている」と平常心を強調していた黒田だったが、初回は3人で抑えたものの、2回には1死からナニータに左中間フェンス直撃の二塁打打たれ、福田は遊ゴロに抑えたものの三塁に進まれ、打者・堂上の時に内角の球を捕手・石原が後逸。パスボールで先制点を失った。

 5回まで3併殺と好機を生かせない広島打線だったがようやく6回、広島は菊池の左翼線二塁打と丸の左前打で無死一、三塁とし、ルナが左前タイムリーを放ち同点。しかし、さらに無死一、二塁の好機に走塁ミスもあり、チャンスを広げられずに同点どまり。その裏に先頭の亀沢を内野安打で出すと、平田に左中間タイムリー二塁打、続くビシエドにも中前タイムリーを打たれ2点を許した。

 7回に黒田に代わって会沢が代打に。その回に逆転はならず1―3のまま。その裏からは一岡がマウンドに上った。試合は中日が8回にも1点を加え、1―4で敗れた。広島は再三好機を併殺で潰して黒田を援護できなかった。

 黒田はこれまで日本プロ野球で120勝100敗、メジャー通算は212試合で79勝79敗を挙げており、近鉄やドジャースなどで活躍した野茂英雄が05年に達成して以来2人目となる日米通算200勝に王手を掛けている。

 中6日で行けば、次回登板は13日、本拠地マツダスタジアムで行われる巨人戦となる。

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