阪神メッセ また魔の6回…5回まで完璧10Kも急転3失点

[ 2016年7月6日 06:38 ]

<巨・神>6回1死一塁、橋本到のバントがゴメス(左)の失策を誘う。右はメッセンジャー

セ・リーグ 阪神2―3巨人

(7月5日 東京D)
 小さなミスが重なり、勝敗を分ける致命傷になった。先発した阪神・メッセンジャーが落とし穴にはまったのは、スコアレスで迎えた6回だ。

 「先頭を歩かせたのが悪かった」

 1死から中井に四球を献上すると、橋本到の一塁方向へのバントをゴメスが取り損なう痛恨の失策(記録は犠打失策)。自身への“向かい風”がさらに強まり、一、二塁から坂本の放ったライナーにグラブを瞬時に出したが、はじいてしまう。方向を変えた一、二塁間への打球に上本のダイビングも及ばず、右前へ抜ける先制の適時打となった。

 なおも一、三塁から続く長野に右犠飛で追加点を奪われると、二盗も絡んで2死二塁から阿部には右前適時打を許して瞬く間の3失点。直後の攻撃で代打を送られ6回で降板という不完全燃焼のマウンドに、試合後は苦い表情を浮かべて帰路を進んだ。勝利した前回6月28日DeNA戦でも6回に3失点しており、2戦続けて「魔の6回」に遭遇した。

 「ライナーがグラブに当たって、方向が変わってしまって、犠牲フライとそこまで点を取られた実感はない。(ライナーを捕球していれば併殺の可能性もあり)ついてなかったね…」

 最下位に転落したチームを鼓舞するかのように、序盤から躍動した。初回を3者連続三振で終えると3回まで完全投球。5回を終えて早くも10奪三振と飛ばした。

 快調に進んでいたウイニングロードに待っていたまさかの小休止…。6回3失点(自責1)、今季最多の11奪三振で109奪三振としてリーグトップに立ったことも喜べない。追い求めたチームの勝利を、たぐり寄せることはできなかった。

 「点は取られたけど、(立ち上がりから)自分の持っているものを出していくつもりでやったので。まだまだ、投手陣を引っ張っていかないといけないと思っている」

 気迫と勝利への執念はナイン、そして見る者に伝わったはずだ。どんな大きな壁が立ちはだかろうとも、メッセンジャーは、自力で打破していく気概だ。(遠藤 礼)

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