東京五輪の全期間 プロ野球中断決定 球界の協力姿勢アピール

[ 2016年7月5日 05:30 ]

神宮球場

 日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は4日、都内でプロ野球実行委員会を開き、2020年東京五輪の大会期間中に公式戦を中断する方針を固めた。五輪中の大規模なペナントレース中断は初。11日のオーナー会議で正式決定される見通し。

 8月上旬の国際オリンピック委員会(IOC)総会での追加種目決定前の決断だった。早期にシーズン中断の方針を打ち出すことで、野球界としての五輪への協力姿勢をアピールした。熊崎勝彦コミッショナーは「五輪期間中に全面的な協力を行うのは一貫した姿勢。公式戦は休止する方向でまとまった」と話した。

 64年の東京五輪は10月開催で公式戦中断はなかった。大会期間は7月24日から8月9日まで。夏休み期間中で各球団の稼ぎ時でもあり、約2週間でレギュラーシーズン70試合前後が開催できなくなる。それでも、熊崎コミッショナーは「五輪期間中にできうるかぎり全面的な協力を行うことは揺るぎないこと」と語った。

 五輪組織委からはヤクルトの本拠、神宮球場の7月1日から9月20日までの借用を求められている。DeNAの横浜スタジアム、ロッテのQVCマリン、両本拠は競技会場の候補に挙がっており、相当期間の使用制限がある。さらに「野球・ソフトボール」の競技実施期間が2種目で10日以上になると予想される点も考慮したもようだ。

 NPBと各球団は、開幕の前倒しやクライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズの間隔を詰めるなどの対応策を検討している。期間中の選手の試合感覚の維持などへ向けた方策も練る必要がある。

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