中日ビシエド 大好き“虎退治”17号3ラン「他のチームでも…」

[ 2016年7月2日 05:30 ]

<中・神>6回無死一、二塁、ビシエドは左越えに17号3ランを放つ

セ・リーグ 中日7―2阪神

(7月1日 ナゴヤD)
 不振に陥っていた中日・ビシエドが藤浪討ちで復活した。6回、平田の先制打の後も続いた無死一、二塁の好機。フルカウントから藤浪のカットボールを振り抜き、阪神ファンが陣取る左翼席へ打ち込んだ。

 大勢を決した70打席ぶり17号。本塁打、打点ともに6月9日のオリックス戦(京セラドーム)以来、16試合ぶりだった。本拠地に限れば5月29日のヤクルト戦以来の一撃。呪縛から解き放され、笑顔が弾けた。

 「本当にうれしい。長い間、打てずに苦しんだ。いいときも悪いときもある。しっかり練習して向かっていくことが大事だと思ってやってきた」

 虎キラーの本領発揮だった。7回には右前適時二塁打で追加点を挙げ、対戦成績は50打数21安打で打率・420、6本塁打、16打点。残りのセ・リーグ4球団に対しては打率3割未満で圧倒的な好相性に「他のチームでも打とうとしているんだけど…」と不思議がった。半月ぶりの連勝を呼び、3位に浮上。「チームの目標、プレーオフに行けるように頑張る」。2日からの残り2試合も期待大だ。 (水口 隆博)

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2016年7月2日のニュース