巨人・実松 逆転呼ぶ1年ぶりアーチ、自身も「びっくりしました」

[ 2016年6月29日 22:30 ]

<巨・中11>ヒーローインタビューを受ける実松

セ・リーグ 巨人3―2中日

(6月29日 東京D)
 巨人の実松一成捕手(35)が29日の中日戦で昨年5月4日の広島戦以来となる1号ソロを放ち、チームの逆転勝利に貢献した。

 巨人は2回に先制を許すも、3回に実松が1号ソロを放ち、反撃の口火を切り、5回に阿部の適時二塁打で追いつき、7回に村田の押し出し四球で逆転した。お立ち台に立った実松は自身のアーチに「びっくりしました」と振り返った。感触を尋ねられると「久しぶりっていうよりも、あんまり打たないので分からないんですが、気持ちよかったです」と“自虐”も交えてファンを沸かせた。

 この日は先発の高木を始め、6人の投手をリードした実松。「きのうもホームランを打たれたので、一発だけは何としても避けようと配球しました」と話し、前日の教訓を生かした。実松のリードを高橋監督も「高木が苦しいピッチングをしていたが、(実松が)何とかギリギリのところで抑えてくれた」と称えていた。

 1点差の接戦に「疲れました」としながらも最後は「きっちり戦っていきたい」と独走の首位広島追撃へ前を向いていた。

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