苦戦の阪神 オーナーも金本監督も「全然あきらめていない」

[ 2016年6月29日 07:10 ]

<神・D>快勝の金本監督はDeNAベンチを見ながら、スタンドに一礼する

セ・リーグ 阪神5―3DeNA

(6月28日 甲子園)
 フロントも指揮官も、頂点しか見ていない。この日、大阪・野田の電鉄本社で定例のオーナー報告を受けた阪神・坂井オーナーは苦しい戦いが続くチームに対し、「一生懸命、やってくれている。ことさら選手たちに言うことはありません。まだ何が起こるか分かりませんので、そこ(頂点)を目指して頑張ってほしい」とエール。その言葉に呼応し、試合後の金本監督も言葉に力を込めた。

 「全然、あきらめていないよ。こんなに悪いことって、ありえないプレーとか。不運とかアンラッキーが、たまっていると思うのでね。その逆の潮目に変わるのか、待ち遠しいところもある。油断はできないけど、良いことばかりが続くかも、アレ(分からない)だけど。まあ、絶対に良い流れは来ると思うのでね」

 連敗を3で止め、借金は6に減らした。今季チームの最大連勝は3で、大型連勝は一度もない状況。「いつもいつも、ここからとは思っているけど。そういう意味では本当、エンジンを掛けていかないと」。気温とともに上昇カーブを描く時期だ。 (惟任 貴信)

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2016年6月29日のニュース