阪神・江越 1軍緊急昇格へ 右膝打撲俊介の代役に抜てき

[ 2016年6月28日 05:30 ]

俊介に代わって緊急昇格する江越

 阪神・江越大賀外野手(23)が28日に緊急昇格することが分かった。打撃不振で5月8日に登録を外れ、再調整に努めていた。前日26日の広島戦(マツダ)の9回守備で中谷と激突した俊介が27日、チームドクターの検査で右膝打撲と診断されて出場選手登録を抹消。代わって招集が決まった。

 大砲候補として期待を集めた2年目の今季は開幕を1軍で迎え、4月3日のDeNA戦(横浜)から出場4試合連続本塁打を記録するなど華々しい活躍。中軸3番を任された4月中旬以降は厳しい内角攻めに苦しみ、体が開き気味になるなど打撃フォームを崩して4月29日のDeNA戦(甲子園)からは16打数連続無安打に沈んだ。

 降格当初は「ここ(2軍)で打つことはもちろんですが、常に1軍の試合や緊張感を想定して取り組もうと思います」と早期の復調を期しながらフォーム修正に苦悩。降格後の28試合では109打数21安打、打率・193、2本塁打、6打点。17日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(舞洲)では試合組を外れ、鳴尾浜で残留練習を命じられる屈辱も味わった。

 18日の同戦(豊中ローズ)で長打2本を放つなど復調の兆しを示し、俊介のアクシデントもあって緊急昇格が決まった。借金7を抱えた5位低迷の要因として得点力不足が挙げられるだけに強打を持ち味とする23歳に寄せられる期待は大きい。

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