【なんでもランキング】ソフトB中田は「最も走られない投手」

[ 2016年6月28日 10:38 ]

ソフトバンクの鶴岡(左)と中田

 盗塁阻止は投手と捕手の共同作業だ。盗塁阻止率は捕手成績としてみられることが多いが、失点の可能性が高まる盗塁は投手成績にも直結する。そして捕手と同様、隙のない投手は盗塁企図自体が少なく、盗塁阻止率だけでは比較できない。そこで今回は盗塁成功の絶対数を基準に、許盗塁が少ない投手を通算700投球回以上の39人でランク付けした。

 「最も走られない投手」は中田(ソ)で、通算投球回1303を投げ許した盗塁がわずか16。走られるのは81・4回で1度だから、先発でフルシーズン投げてもほぼ2度しか走られていない。2位は内海(巨)で62・8回、そして3位は久保康(D)の60・5回。久保康は阪神時代の10年、202回1/3で許盗塁0と圧巻の数字を残した。

 中田は通算盗塁刺が33で、投手としての盗塁阻止率も・673と圧倒的だ。13年まで在籍した中日では主に谷繁と組み、許盗塁率が86・9。ソフトバンクでは絶対的な正捕手がおらず細川、鶴岡、高谷らと組んでいるが、どのコンビでも許盗塁を最小限に抑えられるのが強みとなっている。 (記録課・矢吹 大祐)

続きを表示

2016年6月28日のニュース