楽天オコエ パ54年ぶり沖縄公式戦 三振恐れず「振り切りたい」

[ 2016年6月28日 05:30 ]

三線ではなくウクレレを手にするオコエ

 楽天はパ・リーグでは54年ぶりの沖縄での公式戦となる28日からのオリックス2連戦に備えて現地入り。南の島に降り立ったドラフト1位・オコエは「三振の数が増えるのは気にしていない。自分のスイングで振り切りたい」と宣言した。

 リーグ戦再開後は3試合連続、計4三振だが「当てに行ってもヒットにならない。凡打だったら三振の方がいい」と自分のスタイルを貫くつもりだ。

 梨田監督も「初球から打ちにいって合わない時は空振りかファウルでいい。無理にインフィールドに当てにいっている」と指摘。新人に思い切りの良い打撃を期待する。「おいしいサーターアンダギー(沖縄風ドーナツ)を食べてパワーを付けたい」とオコエ。沖縄の伝統楽器、三線(さんしん)は「触ったこともない」という18歳だが“三振”は恐れない。 (徳原 麗奈)

 ◆沖縄でのプロ野球公式戦 初開催は61年5月20、21日の西鉄―東映戦(旧奥武山=現沖縄セルラースタジアム那覇)。当時は本土復帰前で、試合は1勝1敗だった。翌62年6月13、14日には阪急―大毎戦(同)が行われ、以降はパの開催がなかった。セは75年5月17、18日に大洋―広島戦(同)を実施。10年6月29日の横浜―ヤクルト戦(同)が35年ぶりの開催で、以降は15年まで6年連続で行われた。

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2016年6月28日のニュース