マイコラス今季初登板で5回4失点 “喜びのダンス”も初勝利お預け

[ 2016年6月25日 17:24 ]

<D・巨>巨人先発のマイコラス

セ・リーグ 巨人―DeNA

(6月25日 横浜)
 右肩痛で出遅れた巨人のマイコラスが、DeNA戦で今季初登板初先発。味方の拙守もあって5回7安打4失点(自責1)、4三振2四球で勝ち負けはつかなかった。

 初回は2三振を奪って三者凡退に抑えたマイコラスだったが、2回に筒香、倉本の安打と四球で無死満塁のピンチ。エリアンは空振り三振に斬ったが、続く戸柱の一ゴロを併殺を狙って本塁に返球した阿部が悪送球。1点を失うと、捕手・実松がボールを落とした間に二塁走者も生還し、一気に逆転を許した。なお1死二、三塁から石田にスクイズを決められ、さらに失点。味方のまずい守備に足を引っ張られる形でこの回一挙3点を失った。

 4回、村田が2点本塁打を放って試合を振り出しに戻すと、その裏は3人で終えたが、5回に勝ち越し点を献上。先頭の桑原の中前打から1死一、三塁のピンチを背負うと、筒香に左前適時打を浴びた。

 マイコラスは6回、大田の中犠飛で4―4と再び追いついた2死一、二塁の場面で代打・相川を送られて交代。それでも相川の右前打で2死満塁とチャンスを広げ、橋本到が右翼線へ勝ち越しの2点適時打を放って6―4と逆転に成功した。これで勝ち投手の権利を得たマイコラスはベンチで腕をグルグルとさせて“喜びのダンス”を披露。しかし8回に4番手のマシソンが失点して試合をひっくり返され、マイコラスの初勝利はお預けとなった。

 昨季外国人最長の11連勝を記録するなど13勝を挙げたマイコラスだったが、今季は2月の宮崎キャンプ中に右肩の張りを訴え、シーズンに入っても2軍での調整が続いた。今月5日に実戦復帰を果たすと17日のイースタン・リーグ西武戦(西武第2)では7回5安打2失点と好投。21日に1軍に合流し、この日、チーム70試合目でようやく“開幕”を迎えた。

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