鳥谷&ゴメス復活打 リーグ再開黒星発進も光明見えた

[ 2016年6月25日 08:20 ]

<広・神>7回2死二塁、鳥谷が右前打を放つ

セ・リーグ 阪神2-4広島

(6月24日 マツダ)
 敗戦の中、光明も差し込んだ。プロ野球はセ・パ両リーグそろって24日にリーグ戦を再開。阪神は広島戦(マツダ)で2点を追う9回表無死一塁で降雨コールドとなり黒星発進となった。5位に後退し首位広島とのゲーム差は最大8・5に広がり借金も今季ワーストタイの5に。それでも不振にあえいでいたゴメスと鳥谷がともに無安打トンネルを抜け復調気配。残り71試合、頂点を目指して戦い抜くのみだ。

 競り負けた。2点ビハインドの9回無死一塁から猛虎にとっては無情の雨がマツダスタジアムのグラウンド上に強く降り注いだ。14分間の中断後に無情のコールド宣告。金本監督は「しようがない。天候だから」と素直に敗戦を受け入れた。

 そんな中で収穫はあった。指揮官が「野手は4人がやらない限り、チームは機能しない」と話していた福留、西岡、ゴメス、鳥谷の主力4人のうち、交流戦終盤に極度の不振に陥ったゴメスと鳥谷のバットから、ともに快音が聞かれた。指揮官はとりわけ、G砲に復調気配を感じ取った。

 「特別、いい当たりじゃないけど。変化球をよく拾ってね。また明日も期待が持てる」

 まずはゴメスだ。同点の4回1死一塁。上本のバットで相手先発のジョンソンから好機拡大の左前打。15日オリックス戦(甲子園)の4回に二塁打を放って以来、実に11打席ぶりとなる「H」ランプをスコアボードに灯した。さらに8回2死無走者でも相手3番手のジャクソンから中前打を放ち10日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来となるマルチ安打も記録。エースのジョンソン、セットアッパーのジャクソンを打ち砕いた打棒がスランプ脱出を物語る。「ここ何試合か結果が出ていない中、練習で少しずつ良くなってきた」と本人も手応えをつかみつつある。

 鳥谷も長いトンネルを脱した。5回の第3打席まで凡退を続け自己ワーストを更新する28打席ノーヒット。だが7回2死二塁の第4打席で出口に到達した。2番手のヘーゲンズから右前打。当たりが強く二塁走者・中谷を本塁へ迎え入れることはできなかったが、そのバットから14日オリックス戦(甲子園)の第1打席で記録した右前打以来、29打席ぶりの安打が生まれた。「明日からも、しっかり出来るよう頑張ります」。キャプテンは力強く前を向いた。

 「(相手投手を)崩すチャンスはあったけど。そんなに思った通りになかなか進めないというのが、現状。でも、選手は打破する気持ちは絶対に持っておかないと」。この日はゴメス、鳥谷の間をつなぐ、あと2人のキーマンである西岡、福留が無安打に終わり打線として機能せず。とはいえ、ゴメスと鳥谷に復調気配が漂ってきたのは、チームにとって何よりの収穫。シーズンは残り71試合。まだまだ、勝負はこれからだ。(惟任 貴信)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2016年6月25日のニュース