なぜか交流戦明け初戦11連敗中…ロッテ細谷 地元・群馬で止める

[ 2016年6月23日 06:23 ]

打撃練習でバットの出方を確認する細谷

 まるで夏の怪談話のような不思議なジンクスを打ち破る。ロッテは交流戦が始まった05年からリーグ再開初戦で11連敗中。なぜか勝てない。

 24日に群馬・上毛新聞敷島球場で交流戦後の初戦となる西武戦を戦う。この日は全体練習で汗を流し、プロ11年目で初の地元・群馬での凱旋試合となる細谷は「チームに流れを引き寄せたい。またパ・リーグの試合が始まるので、チームにプラスになる結果を出したい」と意気込んだ。

 交流戦は12勝6敗の勝率2位で終えた。交流戦チーム打率・282、85得点はともに12球団トップ。好調の打線を引っ張るのが1番・細谷だ。打率は現在・298。1番に定着した最近6試合では28打数10安打、打率・357をマークしている。

 同球場では「群馬のゴジラ」と呼ばれた太田商3年夏に群馬大会準決勝で高校通算46号本塁打を放ち、決勝で涙をのんだ。高校時代の同僚をはじめ30人を超える知人が応援に駆けつける。「力まずにやりたい」と話した。

 伊東監督は「交流戦明け11連敗」について「余計なこと言わなくていい」と苦笑いし、「交流戦でいい戦い方ができた。目先の勝利にこだわってやっていきたい」と一戦必勝を誓った。首位・ソフトバンクとは7・5ゲーム差の2位。逆転優勝へ弾みをつけるためにも、「11連敗の呪い」を振り払う。(渡辺 剛太)

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2016年6月23日のニュース