誠也 4戦連続V弾へ 同学年藤浪は雲の上の存在「挑戦者の意識」

[ 2016年6月23日 06:15 ]

広島・鈴木

 3試合連続決勝弾で一躍全国区となった広島・鈴木が勲章を一つ手にした。交流戦の活躍が目立った選手に贈られる日本生命賞を、同学年の日本ハム・大谷とともに受賞。賞金100万円を手にした21歳は戸惑いながらもニッコリだ。

 「何でこういう結果が出たのかわからない。ボクでいいのかな…と思いますが、うれしいです。自信になります」

 交流戦の18試合で12球団3位に並ぶ打率・381、4本塁打、13打点。ヤクルト・山田(14年同賞)、ソフトバンク・柳田(15年MVP)が歴代表彰選手に名前を連ねているのが暗示的だ。チーム内外から「トリプルスリーを狙える力がある」と評される逸材。2人に続く活躍にも期待が膨らむ。

 この日はリーグ戦が再開する24日の阪神戦(マツダ)に向け、本拠地に隣接する屋内練習場で汗を流した。広島で56年ぶりの4戦連続決勝弾が懸かる初戦の先発は、これまた同学年の藤浪。誠也は静かに闘志を燃やす。

 「雲の上の存在なので同級生とは意識していない。挑戦者の意識で食らい付いていきたいです」

 攻守走揃う中でも、底知れない破壊力が最大の魅力。試合を決める右腕への一撃に期待だ。(江尾 卓也)

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2016年6月23日のニュース