ムネリン 元阪神マートンといつも一緒 新天地では「フォー」に夢中

[ 2016年6月23日 09:30 ]

チームメートの元阪神・マートン(左から2人目)らと食事に行きポーズをとる川崎

川崎宗則責任編集「チェストーーク」16年特別編

 カブスの川崎宗則内野手(35)は現在、米中西部のアイオワ州デモインで日々奮闘している。新天地に移籍した米5年目は開幕直後にメジャー昇格を果たしたが、4月15日に傘下の3Aアイオワ行きを通告された。どんな環境でも、ベースボールをエンジョイするのがムネリン流。昨年、スポニチ本紙で連載し、大好評だった本人責任編集の「チェストーーク」を16年特別編としてお届けします。

 Hello from Iowa!今年からチームも変わり、昨年までのブルージェイズとは環境も雰囲気も違うけど、ここでもいい仲間ができて、毎日楽しく野球をやっています!今いるアイオワ・カブスの本拠地はデモインという街で、日本ではあまりなじみはないかな。でも街はちょうどいいサイズできれいだし、人々もナイスで気に入っています。

 ☆ハマっているもの
 実は、この街が好きな理由がもう一つ。それはベトナムヌードル、PHO(フォー)のお店が、数多くあることです。ベトナム料理との出合いは、ブルージェイズのキャンプ地だったフロリダにおいしいお店があって、そこに通い始めたのがきっかけ。でもパクチーが苦手だったので、フォーはたまに食べる程度だった。それが今年のアリゾナキャンプからハマりだして、週2、3回は食べていたかな。ここアイオワでは、ランチはほとんどフォー!というぐらい。日本でいう食べログ、「YELP」を駆使しておいしいお店を何軒か見つけた。お店によってスープの味が微妙に違うから、その日の気分で違うお店に足を運ぶ。もう達人レベルでしょ!(笑い)

 米粉で作られた麺は体にもいいし、食後も体が軽いから試合前にちょうどいい。今では店員さんとすっかり仲良くなって、苦手だったパクチーも食べられるようになっちゃった。噂では、福岡にもおいしいフォーを食べられるお店があるらしいので、帰国したら行くのが楽しみ!

 ☆チームメートにはあの選手も
 元阪神のマートンとはすっかり仲良し。アリゾナキャンプでは偶然泊まってたホテルが一緒で、よく朝ごはんを一緒に食べたりした。日本語もうまいし、関西弁で「おおきに!」とかいつも言ってる。遠征ではよくご飯を一緒に食べに行ったり、試合中には日本の野球の話なんかもする。日本であれだけ立派な成績を残して、こっちに戻ってきて、もう一度メジャーを目指して頑張る彼のひたむきさは格好いい。若い選手からの信頼も厚いし、彼はアイオワ・カブスの大事な存在です。

 ☆移動はやっぱり大変
 カブスに移籍したことで、マイナーのリーグもパシフィックコースト・リーグに変わった。ブルージェイズの3A時代は、バス移動がメインだったけど、ここのリーグは移動距離が長いので飛行機がほとんど。まだ辺りも真っ暗の朝4時にホテルを出発して、飛行機を乗り継いで遠征地へ。到着して、そのまま試合なんてこともしばしば。西海岸のタコマ遠征から戻ってくる時はデーゲーム終了後、いったんホテルで待機。深夜2時にホテルを出発して空港に向かい朝5時の飛行機に乗って、さらに乗り継いで午後にアイオワ戻ってそのままナイターなんていうのもあった。

 そんな中、先日のオクラホマ遠征は久々のバス移動。マイナーの飛行機移動は民間機だけど、バスはチーム専用車なので、試合後すぐに移動できるからスケジュール的には楽だけど、な、な、なんとオクラホマまでは10時間のバスの旅!でもバスが豪華版で椅子を倒すと、フルフラットのベッドになってね。これは楽だった。みんなカードゲームをやったり、バスにはカラオケも完備されてて、みんなのリクエストに応えて1曲歌いました(笑い)。こんな感じで、今年も僕は元気でやってます!See you guys’
soon!チェスト!

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