大谷 新ルーティン「ケンケン打法」 右足反発力でバット加速

[ 2016年6月22日 11:00 ]

フリー打撃で右足一本の「ケンケン打法」で振り切る大谷

 日本ハム・大谷が今季から打撃練習で取り入れたルーティンがある。

 打つ瞬間に軸足の左足をはねるように折り曲げ、右足にくっつけて体重移動。フィニッシュは右足だけで立つ。城石打撃コーチが「ケンケン打法」と命名する、独自の練習法だ。

 進化した打撃は右足が重要な役割を担う。大谷の意識は「左足に体重を乗せながら(踏み込んだ)右足の反発を使っている」。大谷は投球時、踏み込んだ左足をはね返す動作が起きる。それを打撃に応用した二刀流の相乗効果かと思えば、打撃と投球は「切り離して考えている」という。

 「体重移動をしながらも、後ろの軸を保っている」と城石コーチ。体を開かずボールを引きつけ、大きく引いて振り出したバットは、地面を蹴り返す右足の反発力で加速する。オフからマンツーマンで打撃練習を見守る中垣征一郎トレーニングコーチも「昨年より体重移動そのものをバットスイングに伝えることができている」と証言した。

 ▼オリックス・山崎勝(大谷が今季1、2号を打った3月29、30日の捕手)逆方向にこすり気味に打つ。力でいうと柳田(ソフトバンク)よりあるんじゃないですか。普通だったら左飛、という打球もあった。

 ▼楽天・塩見(4月26日に対戦)今年は力強さが違う。球を引きつける時間が長く、ぎりぎりまで球を見て、最後に最短でバットを出している。

 ▼阪神・梅野(6月12日に対戦した際の捕手)内角の厳しいコースでもさばかれそうな感じ。かといって、外角を狙って真ん中寄りに入った球をレフト方向に本塁打したのを見たことがあり、簡単に外角…ともならなかった。死角が少ない。

 ▼中日・吉見(6月19日に対戦。6回の打席はカウント3―2から)外のスライダーのサインが出たけど、何回も首を振って内に行った(結果は四球)。

 ≪「10勝10発」視野≫今季の大谷は既に9本塁打。14年の自己最多記録10本まであと1本に迫っている。投げても5月22日楽天戦から5連勝中で、ここまで6勝4敗と復調気配だ。14年に11勝、10本塁打で達成したのに次ぐ、自身2度目の「10勝&10本塁打」が視野に入ってきた。この記録は、大リーグでも1918年にベーブ・ルース(レッドソックス)が13勝、11本塁打でマークしているだけだ。複数回達成すれば、日米を通じて初めての快挙になる。

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