球場内初!楽天 今度はメリーゴーラウンド 木馬からオコエが見える

[ 2016年6月22日 07:40 ]

メリーゴーランドと一軒家風カフェが設置される予定のコボスタ宮城。観覧車とスコアボードに挟まれた公園席「スマイルグリコパーク」の敷地内に設置される

 楽天が本拠地・コボスタ宮城の左中間に今季新設した公園席「スマイルグリコパーク」の敷地内にメリーゴーラウンドを設置することが21日、分かった。早ければ8月中旬に完成する見通しだ。

 楽天はコボスタ宮城の「ボールパーク化」を推し進め、ファンが世界に誇れる球場を目指している。「スマイルグリコパーク」の敷地内には今年5月に高さ36メートルの観覧車がオープンしたばかりで、本格的な一軒家風カフェを建設することも明らかになっている。第3弾がメリーゴーラウンド。球団関係者は「野球観戦だけでなく、球場そのものを楽しんでいただきたい」と口にした。

 試合観戦可能なスタジアム内にメリーゴーラウンドが設置されるのは日本初。メジャーでも例を見ない。メリーゴーラウンドは直径8メートルの台座の中に16頭の木馬と2台の馬車が置かれる予定で、定員は24人。華やかな音楽に合わせ、優雅に回転する。観覧車と同様に電飾も施される予定だ。ドラフト1位の中堅手・オコエの美技も、木馬の上から見られれば格別だろう。

 楽天は昨季、主催試合の観客動員数が球団史上最多の152万4149人を記録。球団はファンへの感謝の思いも込め、オフに約30億円をかけて公園席設置や内外野の天然芝化、スコアボードの全面LED(発光ダイオード)化などの球場の大改修を行った。今年も客足は好調で、5月27日の日本ハム戦では本拠地で史上最多の2万6786人を動員した。

 チームは現在リーグ5位ながら、交流戦は11勝7敗と勝ち越した。球団は今後も観客動員を増やすことで、上位を狙うチームをバックアップする方針。コボスタ宮城は進化を続ける。

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2016年6月22日のニュース