オルティス 通算17個目の盗塁でファン沸かせる「また走ってやる」

[ 2016年6月20日 09:20 ]

レッドソックスのデービッド・オルティス (AP)

ア・リーグ レッドソックス2―1マリナーズ

(6月19日 ボストン)
 レッドソックスの主砲デービッド・オルティス(40)が19日のマリナーズ戦で二盗に成功。今季限りでの現役引退を表明しているベテランの走りにホームの観衆が沸いた。

 オルティスは2―1とチームがリードして迎えた7回、四球で出塁すると、完ぺきなスタートで二塁への盗塁を成功させた。マリナーズバッテリーは完全に意表を突かれ、捕手のイアンネタは二塁へ送球できず。これでレッドソックスは2死二塁としたが、ラミレスが二飛に倒れて追加点とはならなかった。

 オルティスの盗塁はこれが今季2個目で、メジャー20年間の通算では17個目。さらに記録を探ると、1シーズンで2個以上の盗塁を決めたのは、過去に2度しかなく、この日の盗塁で3度目とした。

 「盗塁は俺の専門ではないから、投手の動きを見て、ただ走っただけだよ」と試合後のオルティス。二塁到達後にファンからスタンディングオベーションを浴びたが、「あれでまた走ってやろうという気になったね」と白い歯を見せていた。2013年に4盗塁を決めているが、これがオルティスのシーズンハイ。自身のラストシーズンにこの数字を更新して見せるかもしれない。

 試合はレッドソックスが2―1で勝利して2連勝。マリナーズ3連戦の勝ち越しを決めた。先発のプライスは8回8安打1失点で8勝目。9回はキンブレルが試合を締めて16セーブ目を挙げた。レッドソックス、マリナーズ、両軍ともに日本人選手の出場はなかった。

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2016年6月20日のニュース