谷繁監督 不利な判定連発に「正確な判定をして」

[ 2016年6月20日 05:30 ]

<中・日>8回 無死 亀沢(右端)への判定に抗議する中日・谷繁監督

交流戦 中日2-3日本ハム

(6月19日 ナゴヤD)
 中日・谷繁監督の3度にわたる抗議も実らず、交流戦を7勝11敗の借金4で終えた。大谷に8回を2安打無得点に封じられ、最終回の反撃も及ばず。連勝は2でストップし、3位に転落した。

 最初の抗議は3回2死だった。中島の三ゴロは一塁アウトのタイミングながら判定はセーフ。ベンチを出て、まずは穏やかな表情で一塁の中村塁審に確認した。ここはおとなしく引き下がったが、4回1死一塁からナニータへの初球ボール球をファウルとされ、次はあきれ顔で山路球審の元へ。8回無死、亀沢の二ゴロを一塁アウトと判定されると、ついに堪忍袋の緒が切れ、鬼の形相で一塁塁審に迫った。

 1点を争う場面での不利な判定の連発。試合後の監督は「野球の中にはそういうのもあるが、僕があまり言うと…」と感情を抑えた。これと対照的に西山球団代表の顔は紅潮していた。NPBに意見書を提出した上で「有利にしてくれと言っている訳ではない。正確な判定をしてくださいということ」と語気を強めた。交流戦のチーム打率は12球団ワーストの・195。貧打線の前に大谷という強敵と、微妙な判定が立ちはだかった。(桜井 克也)

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2016年6月20日のニュース